リリース後、ポイントを変え、まったりと竿を出す。
無論、狙いはサクラだが…。

 出てきたのは、岩魚だった。
綺麗な岩魚も、ゆったりと流れに消えていった

37cm

やっと 梅が咲いた・・・

 最初のミミズをつけ数投。
手の指が痛い。 指に息をかけながら少し休憩。
落込みに入れた仕掛けに反応。合わせた。
「デカい!!」  が・・・、サクラじゃない。
岩魚と直感。
 
 茶色がかった魚体が落込みを駆け上がる。
無理やり止め、下に引き落とすが、重く、力強い。
岩魚らしくないが、岩魚と信じて疑わなかった。
赤竿を曲げたまま、ひたすら重さと力強さに耐えた。

 次こそはサクラをと竿を振ったが・・・
夕方、釣友に「サクラ」が咲いて1日が終わった。

一体何処に居たのだろう…。
永いこと「虹」には逢っていなかったのに・・・。

 部分的には、「春」を感じることもあるが、
桜の蕾はまだまだ固く、もう少し先になるのかな…。

 今日は「気合」が入っている。 が、風もあり寒い。
外気温2度。 車の外は霜が降りている。

57cm  1,730g

 掛けてから30分を過ぎようとしたとき、下流に走った。
行かれたらほぼ絶望…、強引に緩い流れに引き寄せ、
竿のパワーを信じて、顔を上げにかかる。
顔さえあげれば・・・

勝負はついた。

タモ入れ寸前まで岩魚と思っていたが、
鼻曲りの鰭ピン雄虹だった。
まだこんなのが居たんだ。 驚きとともに、感動を覚えた。

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