ルアーの名前は解らない。(レインボー何とかと、先生が言っていた。)
いい所に落ちた。潜らせてトゥィッチ2回、ハンドル2回転で「グン!! 」
「やり〜ぃ! 」 狙い通り、理想的にかけた。 「超・気持ちいい〜!! 」
完璧に掛かっているはずだし、「頂き〜^^」と思った。
60中程か…太いがあまり長くはない。 さて、どこで上げようか…。
あしらっていたが、サクラが浮き、顔を振り始めた。 近ずき過ぎたか…。
潜らない。 ためていた…が「フッ」と軽くなった。
・・・ガックリ・・・(こんな事って…有りですか??)
前夜から、釣りコースが決まらず悩んでいた。
験を担いで、南回りで川に行く。 何とも…しょぼい流れだ。 釣れる雰囲気ではないが、竿を振る。
全くの無反応。 何せ暖かい。 車に戻り、ジャージと合羽を脱ぐ。 少し楽になる。
ならばルアーと、再度ポイントへ…。 やっぱり無反応。 今日は駄目だなと諦めモード・・・。
そこに「☆の声」…予定を変更し、その後何度も行った、重いポイントへ向かう。
下流に打ち込み、上流に歩きながら引き上げる。 落込み直前まで来た。
これ以上引き上げられないと止まった。 あ〜ぁ、やっぱり今日もダメか・・・。
竿に「コン」と来た。 「ん?」ヤマメか…と思いつつも合わせた。
「キラ・キラッ」っと魚が動くのは解ったが、さほど抵抗感がない。 やっぱりヤマメか・・・。
と思ったら「ゴン・ゴン・グーン」と引き込まれた。 何? サクラか?? 半分慌てた。
ここぞのポイントを、何度も何度も通した。
反応はない。 30分後、遂に諦め・・・た。
が…、竿をたたまず仕掛けを付け替えた。
激流のぶっとい白泡の中に突っ込んでいく。
魚を潜らせ、竿をためる。
半端な引きじゃない。
過去にない「重さ」を感じる。
ぷっとい奔流のど真ん中の底を泳いでいる。
何とか走りを止めたけど、どうすりゃいいの?
時計を見た、9時46分。掛けたのは45分か…
電話をした・・・。
5分後、今度は春婆様に電話、叱られた。
煙草を取り出し、火をつけた。
魚は相変わらず強い。
下に落としたら絶対アウトだ。
もし下に落ちたら、竿を離そうと考えていた。
が、それで魚が獲れる保証はない。
竿ごと失うリスクもある。
取込みまで20分以上
自画自賛の中身でした^^
魚が走った。 下段に届きそうな勢いだ。 まずい!・・・。 一か八か…(以下省略)
浮かせないと負ける。 さらに竿を曲げて立てる。
白泡の下、魚が奔流をくぐって手前に来た。
チャンスは一度っきり。 ここで決めねばと元竿を伸ばし突き上げた。
魚が見えた。 下竿から上竿に返し、魚を上向かせるも顔が出せない。
岸近くに魚を寄せて・・・タモ出しに手間取ったが一発で入った。
何とかこの場所だけで取り込まないといけない。
方法は? どうすれば取り込める?
いろいろと思いを巡らせ、ベストなやり取りを考えていた。
この写真はポイントとは無関係です。