魚は居る筈・・・

 連日、ヒットやらバラしやらの
香ばしい話が聞こえるポイントだ。

 昨夜、なかなか寝付けず、うとうとで夜を過ごした。
目覚ましの音に気付かず、風の音で目覚めた。
今日も「ダメか〜」と思いながら、ゆっくり朝飯を食べた。

グン! グニン・グニン

 川到着は、9時を十分回っていた。
「☆の声」が、朝 釣り人が入っていたと
教えてくれたが、他に行くあてもなく、支度をして川に降りた。

 桜も咲き始めた。
あっという間に満開になるのだろう。

 帰るついでのポイント「0」だ。 ん? なんかいい感じのところがある。
 岸から離れて歩き、ポイント上流に立つ。
1投目・・・「グン!! 」と竿が曲がった。 ドキッとしたが、ルアーは何事もなかったように戻ってきた。
      今度のはサクラの当りだと確信した。 夢でも幻でもなく、確かな手ごたえとして残っている。
2投目・・・反応なしで戻ってきた。

3投目・・・気持ち遠目で瀬の中に落とす。
      ポイントへ誘導しながら、
      アクションを少し加えリーリング。

 いつもと違うコースをとった。
わずかな距離にポイントが3つ。
下から始めた。
2・・・反応なし。
1・・・「グン」と竿が曲がったが、
何事もなかったように、
ルアーは帰ってきた。
何だったのだろう・・・?
初めての体験で、解らない。
少々粘るが、その後の反応はない。
やっぱり、叩いた後は無理かと、
気乗りしない釣りをしていた。
 歩いて上まで行くか迷ったが、
釣れそうもないので、瀬落ちをやって
場所変わりしようと、一段の上に行く。

59cm  2,220g
痛々しい傷・・・少なくとも 2度のヒットから逃れたのに

この傷は、
爺が付けたものでは
ありません。
  (念のために…)

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