魚のトルクから、ネットを使う気は更々なかった。 
立居地の利を生かし、ズリ上げと決め込んだ。
姿が見え始めた、 第1印象が「デカっ!!!」だった。 
第2印象で「あ、テレビで見たのと同じだ。」
  そして…「雄だ〜 !!」 ピンクがひときわ「綺麗だ!」だった。

魚鬼
伊富・伊当魚・伊当・糸魚・ イド・チライ・オビラメ・Hucho perryi

首振りのたびに、ヂリ・リと出るドラグ…良し !! 良い感じ ^^v

デカっ!!!

春先の婚姻色が残って?いる。 雄イトウだ!!

あ・り・が・と・う

何事もなく1日が終了…夕焼けが綺麗だった。

                                   振幅の大きい、重く強烈な抵抗が続き、
                                   腕ごと大きく動かされる、
                                         全く未経験の引きだった…。
どうすりゃいいの? 「焦るな、焦るな。」と、言い聞かせ竿を見れば、何とも、綺麗にバットまで
曲がりが出ている。 この曲りも初めてだよな〜^^; (ちょっとは余裕が…)
魚の顔を出さないように、竿は横でためて、パワフルな引きに耐える事、5分ほど経ったろうか…。
考えた。リールが巻けないなら…竿を引いてみた。 少しづつ、ほんの少しづつ引けた。
ポンピング? そうだ、ポンピングだ。 こんな取込みも初めてだった。
 それでも、

リールが巻けない!?

半端ないパワーの片鱗…

「さかなかみ」を求めて…










85p !!
何と… !!!

 ただひたすらに目的地に走るだけだったが、帰路は少しだけ余裕があった。 総走行距離720q。

 今度来るときは、フックをもう一番手大きくしてこようと考えている。
釣りをした4日間で、針を触ったイトウが5本でキャッチが2本。 ん?と思う当りも、数回あった。
確率の悪さは、フックの大きさじゃなかったかと考えている。

残された「歯形」

この時は、リァフックも咥えていたが…。

最後は、何と、皮1枚… よくぞ持ったものだ。

このうー君、実は…1日目に釣れた。

すぐ向うは海です。

雌を求めて?川を渡る 雄のエゾシカ

この北釣行で… 幸せ者だと感じた。
余裕?

引き方が全然違う…が

 それまで何度もルアーを変えて投げていたが、3時間以上何の反応もなかった。
昨日釣れたルアーは、「メモリアルルアー」として、無くなると嫌だから登場させてなかったが、
余りの反応のなさに、駄目もとで出したら、何と、1投目でヒット。  何かあるのだろうか?
このルアーは、事前のネット検索で、チョイスしたカラーだった。


 もう満足感で満たされていた。 あとは、いつの日かのために、釣り場巡りと決め込んだ。

昼前に宿に帰って
 S名人に報告した。

「ほっとしました。」の
言葉とアドバイスが…

50〜60pのが1匹釣れればいい。と、思って来たが…。
 彼が帰って行った後、石に腰掛け、ゆっくりと煙草を吸った。

 充分満足していたが、釣りを再開した。 数投で…またもやヒット!!
「先程のより大きい。」…そう感じた。 合わせも入れたが、
1分程経った後の、5〜6回のストロークの長い首振りで針外れ。
 なんで??
  ・針が小さくて完全に掛かっていない?
  ・口が堅すぎて針が入り切らない?
 ん〜〜…解らん。 でも…「ガックリ感」は不思議となかった。
確かにパワフルな首振りだ〜!!

 初めて釣りあげたイトウにしては
「大きすぎ」と思えたが、基準が判
らず、何よりも目の前にいるイトウが
素直に嬉しかった。

 ・水から上げない。
 ・極力、魚体に触らない。
 ・フックは、シングルに替える。
 ・ネットは必要最小限に。
 ・少しでも早く、流れに戻す。

 こんな追い合わせ、一度もしたことがないが、ラインシステムは、1ランク強くして来た。
信じて、思いっ切りやったが、よく竿が折れなかったものだと、竿に感謝している。

 記録として…【ロッド】 ダイワ シーマ86M  【リール】 セルテート2510R‐PE 
         【ライン】 UVF ソルティガ8ブレイド+Si ♯1.2  【リーダー】 ユニチカ グンター6号

         【ルアー】 シュガー2/3 SG85F 【フック】 オーナー S-75M ♯2

来た―!!!!!
7:30
ガン!!ゴゴン!!

【2日目】  昨日釣れた場所(橋)に入ったのに…、何も特筆すべきことはなく、1日が終了した。 
       しかし…、見える範囲での観察だけはしっかりと?した。 で、明日、入る場所は決めた。
       昨日も今日も連れていた場所(左岸)だ。
      
       ルアーも、ホテルのS名人さんに1つ貸していただいた。

       今は、廃盤になっているものだそうで、11p?。フックはシングルに替えてあるものだった。
       フックの向きを確認し、爺のフックと同じ向きだったので、少し安心した。
       早速、似たような感じのルアーにフックをセットしなおし、明日に備えた。
 

チョコを貰ってからの第1投に…。

 そんな「暗黙のルール」が頭を巡った。 守れたと思うが…、感動や感傷に
浸る余裕もなく、慌ただしく写真を撮った。 一度だけ、尾の付け根を握って
移動し、動き出すのを待った…。 ゆっくり静かに、悠々と流れに戻っていった。

S名人ルアー 釣れる気ムンムンです

右岸より

左岸より 川への入り口が…

はぐれ?のハクチョウが…一羽

【3日目】  6時30分釣り開始。 勿論、場所は昨日決めていたところ。 借りたルアーを付けて第1投…。 2投…。 3投…ピックアップ寸前に
       「ゴゴン!!」
合わせも何もする間もなく、大きな波紋と心臓のドキドキ感だけ残して…終わり。
       ガッカリするよりも、場所選びに間違いはなかったとの安心感と言うか、満足感の方が強かった。 今日は良いんじゃないの?
       …そんな期待感が大きく膨らみます。 ま、「そんなに甘くはない。」とは思うものの、昨日の無反応さと比べれば、俄然、気持ちは前向きだ。
        しかし、大量の水草との戦いです。 「もう勘弁してよ!!」 そんな独り言が出そうな、弱気な部分を度々のライズが打ち消してくれる。
       いろいろ調べてきた情報と借りたルアーの色から、ルアーのカラーチェンジ3回目の第1投・・・ 

         

左岸より やっと川岸へ…

車が止まっても、逃げるそぶりもなく…

想像以上に イトウの口は 固いですよ。
ガシッ!! ガシ〜ッ!!

【初日&最終日】

低気圧接近で「暴風・波浪警報発令」 釣りになりません。 気持ち的に「余裕」で、警報の中観光ドライブに行きました。

9:45

イトウはイトウ。 でもなぁ…(贅沢?)

今日も取れた。 これで「マグレ」解消かな?
50p

【4日目】

S名人のアドバイスを反芻します。
 ・口が堅いので、しっかりと合わせをしてください。
 ・口に絶対手を入れないで。 歯が鋭いので、スパッと切れますよ。
 ・口の堅さは、想像以上に固いですから、手で針を外さないでください。
 ・他の魚と違い、頭がデカいので首振りが大きく、トルクが強いですよ。
 ・あまり走らないので、掛けたら慌てなくても大丈夫。 焦らないで。

【1日目】 川廻りから始まった。  鉄板ポイントの右岸には、フライマンがズラッと並び、とても割込
      める雰囲気ではない。仕方なく、その上流に入るも、今度はルアーマンが…。
      声を掛けたら、快く「釣り上がるから、入っていいですよ」って…。 優しいね〜^^
      で、下りながら釣っていくが、全体に浅くて釣りづらく、全く反応がなかった。 
  
     10時過ぎ、フライマン達の上まで下ったところで、対岸でヒット。取り込みにも成功した。
      初の「生イトウ」の目撃だった。 60〜70pくらいか…居るんだな〜。 
      フライマン達があがったので、その後に入る。 何度か流した後、スプーンに変えた1投目。
      ピックアップ寸前にヒット。 「ゴゴン」の後、針外れ…。 ギラッとした白い魚体の反転と大き
      な波紋を残して静まり返った。
   心臓だけがバクバクとざわめいていた。 10時15分位
      の出来事だった。 やっぱり「足元でのヒットは取れない」との説は本当だった。
       その15分後、今度は下流の橋でヒット。 対岸のよりデカく、70は超えてそうだ。
      結構苦労しながらも、ネットイン。 また見ちゃったよ〜。 魚が居ることが分かっただけでも
      収穫だし、希望も湧いてきた。と、思えた。    
       午後からは、上流の橋を渡り、川がカーブしているので深いと思い左岸に入ったが、思いの
      ほか浅く、初めての川の難しさを思い知らされる結果となった。

で…またも何事もなく終了です。(寂しか〜)

満足?

【5日目】

針は完璧に上あごを貫通してた。

 昨日は、満足して11時の早上がりだった。 釣れなかったら買うつもりのなかった「土産」も、
いつも早じまいしているホテルの売店で買った。 猿払名産「5年物の天然ホタテ」…全く貝臭
くない貝柱。 「ホタテ春巻き」…ホテル限定品。 「寒天 黒糖こんぶ」…ヘルシー&食感。 
「かさね」…鮭と昆布の重ねもの。あと「漬物」 他1点 ^^;(5日目に、生バター缶を4個追加) 

 今日も同じ場所に入った。 何か「安心感」が有るからだ。 S名人も今日は仕事が休みで、
一緒に釣りをしてくれると言う。 技を盗み盗るチャンスと期待していた。

 
 ただ一つ、昨日と違ったのは、魚っ気が極端に少なかったことだ。 
S名人も「魚っ気ないですね〜」と、登場して1時間もしないうちに下って行った。

 1人になってほどなく、昨日来た人が来た。 昨日、海で1本。ここで1本(どちらも70p)を
取った人だ。  「今日は魚見えないね〜」 合言葉みたいになった挨拶をかわした。

当然、二人並んで投げていても、魚からの反応はなかった。
「何人も釣りに入っても、釣れるのはわずかな人だけで、皆が皆、釣れる訳じゃない。」と…。
『でも、昨日2本取ったでしょ。』 「あれは出来過ぎ。あんな事そうそうない事だよ。」だって。
彼も一人での釣りだったからか、ポイントなど素直な情報リークが有り難かった。

今日は、な〜んの当たりも有りません。

追い合わせを入れます。
     こんな事…初めてやるぞ〜。 えい!!

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